英語を勉強していて、混乱のもとになるのが和製英語。
旅行先で、「あれ?通じない?」と困ったことはありませんか?
和製英語は、日常に密着しているので、日頃から注意していれば、面白い発見とともに語彙力を増やすことができますよ。
ここでは、英語では通じない和製英語と正しい言い方をご紹介していきます。
身の回りのもの
■コンセント
Outlet:コンセントには同意するという全く違う意味があります。
■セロテープ
Scotch tape:イギリス英語では「sellotape」として通じるということもありますが、アメリカと同じくイギリスでも「scotch tape」の方が一般的です。
■ホッチキス
Stapler:最近では医療現場などで使われていますね。
■パソコン
Computer (Desk top / Lap top):デスクトップ、ラップトップ(ノートパソコン)と言います。Personal computerは通じないので注意してください。
■ペットボトル
Plastic bottle:ペットボトルは日本独特の言い方です。他の国では通じません。
■電子レンジ
Microwave:レンジだけでも通じません。
■クーラー
Air conditioner:エアコンということも増えているのでイメージがつきやすいのではないでしょうか。
■ワンピース
Dress:ドレスと聞くと、日本では豪華なものをイメージするかもしれませんが、英語ではワンピースもdressです。
■ココア
Hot chocolate:Cocoaという表現もありますが、発音は「コゥコゥ」という感じです。一般的にはHot chocolateと言われています。
その他の表現
■クレーム
Complaint:クレームは主張する・要求するという意味です。不平・不満という意味はないので注意しましょう。
■メリット
Advantage:メリットは「長所」という意味になるので、ニュアンスが違いますね。
■ナイーブ
Sensitive:英語でナイーブは世間知らずという意味で否定的なニュアンスがあります。繊細という意味ではsensitiveが適切です。
■ハイテンション
Excited:テンションは「緊張・張り詰めた感じ」を意味します。ハイテンションはポジティヴなトーンではないので、和製英語で意味している内容は「Excited / Up」という言葉が合います。
■サイン
Signature / Autograph:署名を意味するサインがSignature、有名人のサインがAutographです。
■テーマ
Topic:話題としてのテーマは、topicです。テーマパークは、theme parkですが発音は「シーム」に近いので併せて確認しましょう。
■アルバイト
Part-time job:アルバイトはドイツ語からきているので英語ではありません。パートさん、という表現があるので、パート=アルバイトと連想すると覚えやすいのではないでしょうか。
■ガソリンスタンド
Gas station / Petrol station:アメリカ英語・イギリス英語で言い方が異なります。日本人には「Gas station」の方がイメージがつきやすいかもしれません。
発音が少し違う
和製英語の中でも、英単語としてはほぼ同じでも、発音が違うというものがあります。
注意が必要ですね。
■アプリ
Application:英語圏では、「アプリ」と略さず、「App(アップ)」と言います。iPhoneを使っている方はアイコンに「App Store」とありますよね。略し方が違うので、気をつけましょう。
■エネルギー
Energy:「エナジー」と発音します。
■アレルギー
Allergy:「アレジー」と発音。エネルギー=エナジーと同じ感覚で覚えやすいですね。
■アイロン
Iron:「アイアン」と発音します。アイロン台は「Ironing board(アイアニングボード)」、セットで覚えましょう。アイアンマンでイメージをつけるといいですね。
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いかがでしたか?
徐々に和製英語と英語のズレについて、いろんな場面で取り上げられるようになっているので、意識は変わりつつあると思いますが、これを機会に日頃何気なく使っている「カタカナ英語」を見直してみてはいかがでしょうか。
最近では、ビジネスシーンでも、英語がカタカナ化して使われるようになってきました。
何となくのニュアンスで使うのではなく、ちゃんと意味と使い方を調べて確認していくことで、日頃から意識が変わります。
英語を楽しく勉強するポイントは、どれだけ日常に英語に触れる機会を増やし、その中に疑問点を持つことにあります。
テロップって英語なの?こんな何気無い疑問から、和製英語への意識は変わっていくと思います。
ちなみにテロップは、「caption / subtitle」と言います。英語表現を略したのがテロップという言葉。
日本では短縮した言葉がたくさんあるので、英語っぽい響きであっても、一度調べてみると意外な発見に出会えますよ。