英語の土台作り、英語脳をつくるには、英文をたくさん読み大量のインプットが必要です。英語が早く読めるようになることで、英語の処理速度がどんどん上がっていきます。
しかし、英語の多読をしようと思っても、英文がちんぷんかんぷんで意味不明・・・では意味がありません。英語をみるのも嫌になってしまいますよね。これでは逆効果です。リーディングはとにかく読めばいいというわけではなく、自分が内容を理解できるレベルのものを選ぶ必要があります。
自分が理解できるレベルというのは、どうやって見分けたらいいのでしょうか?
リーディングのポイントは7割理解
リーディングの教材として選ぶ目安は、7割程度わかるものです。逆に言うと3割程度はわからなくても大丈夫です。日本語に完璧に訳せなくても、文章全体が何を言いたいのか理解できれば問題ありません。
リーディングはすでに知っている内容で、簡単な英語で書かれている素材から始めると継続しやすくなります。
リーディングのスキルを上げるための多読におすすめの教材としては、
- 自分の趣味や興味のあるものに関する内容
- 日本に関するニュースなど背景知識のあるもの
- 読んでみたい本
そういったものから始めるととっつきやすくなります。
多読をする時には、自分の好きなテーマの英文を大量に読むことが最も効果が出やすく、楽しく続けられる勉強法です。これを実践するためにも、スマホを上手に活用して、毎日の生活に英語を取り入れていきましょう!
リーディング(多読)におすすめツール&教材

①Kindle
電子書籍の定番であり、最高の教材と言える「Kindle」ですが、ただ本を読むアプリではありません。スマートフォンと組み合わせると、英語の書籍を快適に読む最強の英語教材に早変わりします!
電子書籍は、「Kindle」以外にも色々な端末が発売されていますが、圧倒的に品ぞろえが多く使いやすいのが「Kindle」なので、ぜひこちらをおすすめします。
スマホでKindleのメリット
①いつでもどこでもスキマ時間でリーディングの勉強ができる
スマホの一番のメリットは、場所と時間を選ばずに使えるという点です。
購入した直後から、洋書がいつでもポケットにある状態になりますし、何冊買っても1gたりとも重くなりません。(電子書籍の購入はアプリからはできないので、ウェブサイトから行ってください)
電車での移動中や友達との待ち合わせ時間等、いつでもどこでも空いている時間に気軽にパラパラと読む事できます。
②わからない英単語も「辞書機能」でサクサクわかる
わからない英単語にぶつかった時は、Kindleに内蔵されている英単語辞書機能を活用しましょう!調べたい英単語を2秒以上タップするだけで、日本語の意味を表示してくれます。
最初に辞書データをインストールしておく必要がありますが、これをしておけば分厚い辞書でいちいち単語を調べる手間もかからず、快適に洋書を読み進めていくことができます。
③マーカーやメモ機能
読みながら気になるろころは、ハイライトでマーカーしたり、Noteで書き込みすることができます。まずは、ひととおり読み終えてからまとめて英単語の復習ができるので、英語の勉強にはこの上ない便利な機能が揃えられています。
②ラダーシリーズ
いざ洋書を読もうと思っても、どの本を選んだらいいのかわからない人も多いと思います。そんな時に便利なのが、レベルごとに本を選ぶことができる「ラダーシリーズ」がおすすめです。
ラダーシリーズはレベル1~5までの5つの種類があり、1~4までは、本の中で使用される語彙数が制限されています。
レベル1:中学校で学習する単語 約1000語
レベル2:レベル1の単語+使用頻度の高い300語
レベル3:レベル1の単語+使用頻度の高い600語
レベル4:レベル1の単語+使用頻度の高い1000語
レベル5:語彙制限なし
文法に関しても、難しい構文は使用されておらず、比較的簡単な文章で書かれているので、英語に苦手意識がある人でも読みやすくなっています。
簡単な本でもいいので、まずは1冊読み切ってみると大きな自信になるものです。その点、「ラダーシリーズ」は、洋書初心者でも読みやすく、「洋書が1冊読めた!」と自信を得ることができる多読のトレーニングにおすすめの教材です。
また、誰もが知っているような有名な童話や話題の本が多く、日本語で読んだことがある本や映画で見たものなど興味のあるものを選ぶのがおすすめです。
Kidleから読めるラダーシリーズのおすすめタイトル
- Beauty and the Beast(美女と野獣) レベル1
- Run, Melos, Run(走れメロス)レベル1
- Alice’s Adventures in Wonderland(不思議の国のアリス)レベル2
- I Am a Cat(吾輩は猫である)レベル2
- Roman Holiday(ローマの休日)レベル2
- From the Files of Sherlock Holmes(シャーロック・ホームズ傑作短編)レベル3
- Kokoro(こころ)レベル3
洋書選びのコツは?

洋書を選ぶときは、あまり初めから背伸びをせず、簡単で興味があるものから始めましょう。
また、日本語でも電子書籍で出版されている教材を読むことがおすすめです。
英語だけで読み進めるのが大変なこともあると思いますので、そんな時に日本語版があれば、途中で理解が正しいかをチェックすることができます。
映画化もされて日本でも有名な小説は、日本語版が出ていますので、そういったものをぜひ活用しましょう!
日本語版も電子書籍化された洋書
- ハリーポッターシリーズ/Harry Potter
- ロード・オブ・ザ・リング/The Lord of the Rings
- 人を動かす/How to Win Friends & Influence People
- スティーブジョブズ自伝/Steve Jobs
また、逆に日本語の小説で海外で人気のものは、英語版が出ています。こちらは上級者向けの教材として、利用してみるのもいいのではないでしょうか。
- ノルウェイの森/Norwegian Wood
- 容疑者Xの献身/The Devotion of Supect X