この短期留学が人生のターニングポイントとなり、今ではドイツに住んでいます。笑
留学したいと思っている方は、ぜひ一歩踏み出してください。人生が変わるはずです。私のドイツ留学体験談を紹介します!
留学先:シュベービッシュハル(ドイツ)
語学学校名:ゲーテ・インスティテュート
留学時期と滞在期間:2013年8月に3週間
1週間の授業時間:1週間30時間
滞在方法:語学学校の寮
ドイツ留学のきっかけ
音楽を勉強しているのでクラシックの本場ドイツに留学したいと漠然と思っていたのですが、大学を卒業し社会人になってしまいいました。
このまま社会人として働きながらこのまま終わっていくのかと悩んでいたときに、夏だけでも短期で留学してみようと思い、お金をためて短期留学をしました。
ドイツに行って何も感じれなかったらそのまま日本に戻って細々と生きていこうと思ったのですが、その夏から私の人生が変わったかのように今後のビジョンが見えていきました。短期間だけでも行ってよかったです。
留学先にドイツを選んだ理由
私のやっている楽器の本場がドイツだったことが理由です。
プロオーケストラの多さはドイツが世界で一番といっても過言ではありません。どんな小さい町でもプロオーケストラがあり、毎日の様に演奏会をやっています。
不思議なことにたくさんのチラシなどで宣伝しなくても、地元の人が自然と集まって楽しんでいるのです。国からもプロオーケストラとして生きていくのに援助がもちろんあります。
日本では演奏会ひとつ行くのにも気を張ってしまうのですが、ドイツでは音楽を聴きに行くということが生活に根付いているのです。それを肌で感じてみたかったのです。
語学学校を選び方
ドイツに留学したいというのは決まっていたので、インターネットでドイツでの語学学校を探していた所、日本語でもサイトがあるゲーテという語学学校にたどり着きました。
そこから全く語学がわからないながらも一人でインターネット上で申し込み、その期間の寮も登録しました。
留学にかかった費用(授業料、航空券代、滞在費など)
航空券代:12万円(北海道からドイツまでで往復)
語学学校の授業料:11万円
3週間分の寮の費用:7万円
ドイツ留学して良かった点
さまざまな人種の人に出会うことができて、たくさんの考え方に出会うことができました。もちろん自分の思い通りには行きません。
最初は全く話せない状態で言ったので「何を言っているかわからない」、「言いたいことが言えない」とジレンマもありましたが、日本から出てみて、なんと恵まれた環境で生きていたのか、おいしいものを食べて生きてきたのか、なんと安全な国で生まれたのだろうと再確認することができました。
日本のようにすべてがマニュアル化・効率の良い働き方をしてるわけではなりませんが、ドイツでは自分の人権を守って自分の生活を楽しむために仕事しているので、自然体ですごすことができます。
ドイツ留学して感じたデメリットや反省点
全く違う環境で生きていくことはメリットでもありデメリットでもあります。
たった少しの留学期間でも日本での仕事の立ち位置がかなり変わりました。やはり日本では今の職場を離れて留学するということにまだまだ閉塞感があります。
実際、短期留学中でも自分の仕事はどうなっているのであろうと不安になるときがありました。ヨーロッパでは夏にはバカンスがあるのでいやでも一ヶ月以上やすまないといけません。その点で日本はずっと働き続け、自分のポジションがなくなるかもしれないという不安から働き続ける人が多いのかということを感じました。
ドイツ留学で得られた効果
一番はなんとかなるさというポジティブな考えが自分の中から生まれました。
言葉が通じない中でそれでもなんとかしなくてはいけない、話せないのが恥ずかしいと思ってる場合ではないのです。目の前にいるひとにみぶりてぶりでも何かを伝えなくてはいけないときがあるからです。
予定していた電車やストライキなどで全くこないことなんて普通です。日本で当たり前のことは世界に出るとまったく当たり前ではないのです。
ただ言葉が話せなくて御、苦しくても誰か助けてくれる人は何故か必ずいるし、どうにか生きることができるんだということを感じました。予定していた時間の縛りを忘れ、自由な時間を感じることができるのも留学のメリットだと思います。
短期留学を考えている社会人の方へ
「お金がたまったら海外に行きたい」、「時間が出来たら留学したい」そんなことを口で言う人は山ほどいます。そしてその半分以上の人が結局行かないでしょう。
海外へ飛び出す勢いがあるのは若いうちです。海外の旅行先でトラブルがあった時に電車の中で寝ないといけないなどと日本では考えられない言うシチュエーションは山ほどあります。
年をとればとるほど行動するという意味での腰はどんどん重くなります。結婚して子供が出来てから留学なんて、それまた夢の話でしょう。
仕事を失うのが怖いと感じる人もいるかもしれませんが、本当にフットワーク軽く動け、さまざまな感受性で海外を感じられるのは若いうちかもしれません。行きたいけど、あれもこれも不安・・なんて言っていたら一生行けません。
「どうにかなるだろう!」と気持ちを切り替えてぜひ短い間だけでも海外に飛び込んでいってほしいと思います。