ビジネスの現場で英語のスキルの必要性を実感している人は多いのではないしょうか?
・これからは英語が絶対必要だと感じている
・英語ができるようになりたい
ただ、ひと言に「英語ができる」と言っても、いろいろあります。
- ネイティブスピーカーのように流暢に英語を話せるようになる
- 洋書をスラスラと読める
- 字幕なしで洋画を見れるようになる
- TOEICで900点を超える
- 英語でビジネスの商談や交渉を行えるようになる
人によって英語ができるようになるというゴールは違います。当たり前のことなのですが、ゴールが違うということはアプローチ方法も全く違うのです。
「英語を流暢に話せるようになりたい」のに、「英語を字幕なしで見る」ための勉強をしていては、いつまで経っても目的地には到達できません。
忙しい社会人は遠回りをしている暇はありません。無駄な英語の勉強をしないためにも、自分がどうなりたいのかという目的地を明確にすることが非常に重要です。
英語でできるようになりたいことをさらに具体化する
「英語を流暢に話せるようになりたい」、すなわち「英会話」という目標設定もまだ不十分です。目標がかなり漠然としているからです。
まずは具体的に何ができるようになりたいのか優先順位をつけましょう。
- 海外旅行で困らない英会話力を身につけたい
- 留学に行くから日常生活でよく使う英会話を覚えたい
- ビジネス英語で使われる英会話を学びたい
- 東京オリンピックや観光地でのボランティアに外国の方を案内できるように道案内の英会話を修得したい
- 外国人のお客さんが増えてきたので接客に使える英会話が知りたい
などです。
そして、優先順位をつけて必要なものから取り組んでいきます。
時間がたくさんある人であれば、一度にあれもこれも手を出せるかもしれませんが、忙しいビジネスマンにはそんな余裕はありません。目標は絞ってひとつに決める。
達成したい事が複数あっても、一番必要なものを決める。その一番の目標に全力をかける。それを達成したら、次に達成したいことに挑戦する。これが戦略的なやり方です。
もちろん各スキルはつながっているので、学んだことは他にも活かせますし、学習効果は全般に及ぶので着実にスキルアップすることができるのです。
それでは、具体的に忙しいビジネスマンが英語学習を続けるコツについて紹介していきます。
忙しいビジネスマンが英語学習を続けるコツ
①スキマ時間を見逃さない
「毎日、遅くまで残業がある。仕事から帰ってくるのも遅いし、英語の勉強をする時間なんて全然ない。」という人は多いものです。
しかし、本当にそうなのでしょうか?
通勤時間は有効に使えてますか?
電車を待っている間、電車に乗って移動している間、駅までの道すがら、会社まで歩く時間、勉強できているでしょうか?
携帯やスマートフォンは通勤時間を充実した英語学習時間に変えてくれる最強ツールです。
その他にもランチの後の休憩時間、人との待ち合わせまでのちょっとした時間などコマ切れの時間を寄せ集めると、活用できる時間は意外とたくさんあるものです。これが1週間、1カ月、1年と積み重なれば大きな時間となり、英語の成果としてあらわれるのです。
②やるべきことを細分化する
一度にたくさんのことをやろうとすると、「こんなにもやらないといけない」という気分になりますし、「時間があると気にやろう。」となってしまいます。
そならないためにも、やるべきことは細分化して優先順位をつけていきます。そして、それぞれに締め切りを設けて「今日はこれを終わらせる」と設定するのです。そうすることで、日々のやらなければいけないことに集中でき、着実に勉強をこなしていけます。
例えば、テキストをコピーしておき、その日にやる分のページをクリアファイルに入れて、バッグに入れて必ず持ち歩くようにします。そして、通勤時間の電車の中やちょっと空いた時間に、バッグのファイルに入っているやるべきものを取り出し、すぐに勉強に取りかかることができます。
そうすれば、分厚い問題集を持ち歩く必要もありませんし、やるべきことが決まっていれば「今日は何をしようかな」と悩む無駄な時間もなくすことができます。
月~金まで1日ごとにやることをわけておき、平日にこなせなかったものは、土日にやるなどしておけば、1週間で勉強の遅れを取り戻し進み具合を調整することができるのです。
③どんな小さなことでもとにかく「毎日」やる
英語を学習する上でとても大切なことがあります。
それは、「とにかく毎日勉強を続ける」ということです。
英語が気ウ州はスポーツと同じで、1日休んだだけで大きな影響が出てしまいます。覚えかけていた単語を忘れてしまったり、リスニング、リーディングの感覚が鈍ったり、それまで積み上げてきたものが有効に使えなくなるのは確実です。
また、毎日諦めずに続けて一定の学習量をこなすと、ある瞬間にふっとできるようになることがあります。「壁を突き抜けた」ような感覚です。
一度できるようになってしまうと、これまでの苦労が嘘のように当たり前のようにできるようになるのです。その瞬間が来るまでは、コツコツと諦めずに勉強することが非常に重要です。
どうしても忙しくて時間が取れないときや、疲れていて勉強がつらい時もあると思います。そんな時は、いつもより短い時間でもいいので、休まずに続けることを心がけてみてください。
④「お金で時間を買う」ことも必要
英語の学習において遠回りをせずに短期間で効率よく結果を出すなら、教材やスクールなどお金をかけることも必要です。
「勉強にはできればお金をかけたくない」という人もいると思います。私も以前はそう思っていました。
しかし、やはりその道のプロにはプロのノウハウがあり、指導のテクニックがあり、勉強する内容に無駄がありません。
「この勉強を続けていて英語が話せるようになるのかな?」といった不安な気持ちがあると勉強に身が入りません。そして、良さそうな勉強を見つけて色んな勉強法に手を伸ばし、結局どれも中途半端になってしまうのです。
また。お金を払って教材やスクールに通うと、「お金を払っているのだからモトを取らないと!」というモチベーションにもつながります。
忙しいビジネスマンこそ、「お金で時間を買う」ことを有効活用するべきだと感じています。
⑤情報収集して遠回りしない
先程、「お金で時間を買う」ために教材やスクールのメリットを紹介しました。しかし、ただお金をかけさえすればよいかというと、そうではないのが難しいところです。
何でもかんでも教材を買ってみたり、いろんなスクールに通っても結果が出ない人がたくさんいます。
「短期間で結果を出す人は情報収集に長け、正しい勉強法や教材に辿り着くのが早い」ということがあります。逆に情報収集が下手な人は、どうしてもピントがずれたものを選んでしまっているのです。
では、正しい勉強法や適切な教材に辿り着くには、どうすればいいのでしょうか?
最も有効なのは、実際にそれをやって結果を出した人のやり方をまねすることです。
自分の周りで実際にそれをやって結果を出した人による声が一番確実です。その人に「どんな教材を使ったか、どこのスクールに通ったか」を聞いてみることです。
その中から、「これは自分には合わないな」とか「これなら自分にもできそう!」というものが見えてきます。
最近は、ネットやブログなどインターネットの口コミ情報がたくさんありますが、その場合はどういった人が書いているかをよく吟味するようにしましょう。
「本当にその勉強法でできるようになるのか」ということです。実際に使える勉強法であるかどうかをきっちり見極めることです。
よく吟味して「これだ!」というものに出会ったら、その教材に絞って勉強を続けましょう。無駄なもの省いて断捨離上手になることも、英語上達のコツと言えるのではないでしょうか?